

長浜市は2026年8月5日、特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」について、被害木の調査・確認への協力を改めて呼びかけました。令和7年7月に市内で初めて見つかり、その後の継続調査では多くの木で被害が確認された、と市は説明しています。冬場は成虫がいなくても、根元や幹に落ちる「フラス」(ふんと木くずが混ざったもの)を手がかりに、年末頃までを目途に確認してほしい、というのが今回のポイントです。
長浜Lifeでは、市の公式案内をそのまま写すのではなく、「自分の庭・近所の並木・寺社のサクラ」にどう関係するか——影響・メリット・注意点——を暮らし目線で整理します。発見時の連絡先や補助の詳細は、必ず市の最新ページで確認してください。
市民の暮らしへの影響
クビアカツヤカミキリは、サクラ・ウメ・モモ・スモモ・ハナモモ・アンズ・サクランボなど、主にバラ科の樹木の内部で幼虫が成長し、木を弱らせ枯死させる特定外来生物です(平成30年1月に外来生物法で指定)。人体への直接的な影響はない、と市は明記しています。一方で、1匹のメスから1000個以上産卵した例があるほど繁殖力が強く、成虫(おおむね5月下旬〜8月頃)が移動すると周辺へ被害が広がります。
市民生活への影響は、害虫そのものへの恐怖よりも「景観と暮らしの木が失われる」側にあります。公園や河川沿いのサクラ、庭のウメ・モモ、果樹、地域のシンボルツリー——枯死が進むと伐倒が必要になり、景観・日陰・地域の行事の場が変わる可能性があります。市が年末までの確認を求めるのは、積雪などでフラスが見つけにくくなる前に、被害木を拾い上げるためです。成虫は越冬せず冬場にはいませんが、幼虫は樹内に残ります。
メリットと、いま知っておきたい注意点
メリット(市民が動く意味)
- 早期発見で、隣の木や並木への被害拡大を抑えやすい(成虫発生前の対策につながる)
- 庭木・共有地の木の「異常」を、フラスという見た目の手がかりで自分でも確認できる
- 疑わしい場合は県・市へ情報提供でき、個人判断だけで抱え込まなくてよい
- 被害が確認された木の伐採・防除などには、市の補助制度がある(要事前相談・条件あり)
注意点(公式案内ベース)
- 確認の目安は、根元や幹にうどん状の木くず(フラス)が落ちていないか。寒くなると幼虫の動きが鈍くなり確認が難しくなるため、年末頃までが目安
- 対象になりやすいのはサクラ・ウメ・モモなどバラ科(プルーンやあんずなども)
- 成虫を見つけた場合は殺虫剤や踏みつぶしなどで駆除。生きたままの運搬・飼育は法律で禁止
- 大量のフラスやうどん状に固まったフラスなど、本種が疑わしい状況は、滋賀県琵琶湖環境部生物多様性保全課(077-528-3483)または長浜市環境保全課(0749-65-6513)へ。発見日時・場所、成虫/フラスの別、樹種、写真などの情報提供が求められます
- 補助金は「長浜市クビアカツヤカミキリ対策事業補助金」。伐採・防除等の経費の一部補助で、申請手順・限度額は補助金ページの確認が必要。処理前の相談・写真が求められます
「うちの庭は大丈夫そう」と思っても、隣の空き地や地域の桜並木が被害源になることがあります。長浜Lifeとしては、年末の落ち葉かきや庭の片付けのついでに、根元を一度見てみる——そこからで十分スタートです。
関連リンク・出典
※発見時の対応・補助の条件は変更され得ます。最新情報は上記の長浜市ページをご確認ください。