

長浜の観光とまちなかの象徴である「黒壁」について、累積債務の解消と経営立て直しのため、新しい会社へ事業を移す再建が進んでいます。報道・市の説明では、新会社(新黒壁)が事業を承継し、2026年8月1日から承継事業を開始する予定です。商店街で働く人、観光客を迎える店、税金の使い道が気になる市民にとって、「黒壁スクエアが急に無くなる話ではない」一方で、会社の仕組みとお金の整理が大きく変わる局面です。
市民にとってのポイント
報道(中日BIZナビ、2026年6月24日付)や市の庁議説明によると、おおまかな流れは次のとおりです。
- 方式: 第二会社(新会社)方式。事業・取引先・従業員などを新会社へ承継
- 債務: 累積約7億4千万円のうち、返済可能な約3億円を新会社側へ。残り約4億4千万円は金融機関の債権放棄を前提に、現会社側で特別清算へ
- 出資(新黒壁): 長浜市4,000万円、奥伊吹ホールディングス(米原市)4,000万円、長浜商工会議所500万円、長浜米原観光協会500万円
- 日程の目安: 7月31日に新株主が株式取得・新体制構築、現会社は「長浜資産管理」へ商号変更。8月1日から新黒壁が承継事業を開始
- 市の柱: 収益・財務・ガバナンスの改善による「持続可能な経営」(市公式の庁議説明)
営業面では、コロナ禍で大きく落ち込んだあと、令和5(2023)年度から営業利益が黒字化し、令和7(2025)年度は創業以来最高の約5,700万円の黒字だった、と報じられています。代表は、収益力が戻ったことが金融機関の債権放棄合意につながった、と説明しています。
暮らしへの影響・注意点
- 観光の場としての黒壁は、事業承継の枠組みで継続が目指されています。ただし店舗・催しの個別変更は日々起こり得るため、訪問前は現地・公式の最新案内を確認するのが安全です
- 市の出資金が入る再建でもあり、「税金の使い方」として関心を持つ価値があります。過去の市の拠出が戻らない可能性にも触れられています(別報道)。数字や手続の最終形は、公式発表・報道の続報を追う必要があります
- 市は長浜市・奥伊吹HD・商工会議所・観光協会による四位一体の運営を掲げています。観光ノウハウの外部参画と、まちなかのブランド維持の両立が今後の焦点です
- 「廃業危機を脱した」と言っても、特別清算や債権放棄は金融機関等との合意・手続が前提です。未確定の部分は断定せず、続報を待つ姿勢が現実的です
まとめ
黒壁は長浜市民にとって「観光客向けの話」だけではありません。中心市街地の雇用・回遊・対外ブランドに関わるインフラです。長浜Lifeでは、再建の条件(日程・債務の切り分け・出資者)だけを抜き出し、暮らしに効く見方で整理します。
関連リンク・出典
- 中日BIZナビ|長浜市の3セク「黒壁」新会社で再生 累積債務7.4億円 存続会社は特別清算へ(2026年6月24日)
- 長浜市|【令和8年6月16日】黒壁の抜本的経営改革等について
- Google News経由の報道リンク(中日新聞Web)
※内容は上記の公式発表・報道に基づきます。役員人事・清算手続・店舗運営の細部は今後の発表で変わる可能性があります。