

長浜市は、認知症のある人とその家族が住み慣れた地域で暮らし続けられるよう、「認知症のある人やその家族にやさしいまち」を掲げ、**「認知症のある人にやさしいお店」**の登録を進めています。市公式ページ(公開・更新日:2026年8月12日)では、登録店の一覧が登録年度順に紹介されています。
長浜Lifeでは、店名の転記ではなく、買い物・薬局・銀行など「いつも行く場所」で市民が何を見て、どう使うかを整理します。登録店の最新リストや申請の可否は、市の公式ページが正です。本稿の時点で断定できない点は推測と明示します。
市民の暮らしへの影響
この認証は、特別な福祉施設の話ではありません。市の案内では、登録店の目印として入り口などに認証ステッカーが掲示されるとあります。つまり、スーパーのカゴを持って歩く途中、処方箋を受け取る薬局、通帳を出す信用金庫の窓口——日常の動線そのものに、見守り協力の意思表示が置かれる仕組みです。
公式紹介ページに載っている範囲では、業態の広がりは次のとおりです(店名・所在地の詳細は市ページを優先)。
- 薬局・ドラッグストア:野瀬・田町・小堀・速水・宮部・七条・平方・八幡中山など、市内各所
- スーパー:平和堂グループのフレンドマート各店、アル・プラザ長浜、木之本店など
- 金融機関:長浜信用金庫の本店営業部および市内各支店
- そのほか:葬祭、衣料、喫茶、まちづくり、NPO、生活関連サービス、保険営業所など
駅前・平方・祇園・浅井・湖北・木之本・高月・神照など、旧町を含む広域に点在しています。親の買い物同行、一人暮らしの高齢者の見守り、自分自身の将来の備え——いずれの立場でも、「近くの店が登録されているか」は暮らしの安心材料になり得ます。
一方で、ステッカーは医療・介護サービスそのものではありません。困ったときの相談先は、これまでどおり地域包括支援センターや市の認知症相談窓口です。店側の役割は、市の登録事業で示された「そっと見守る・やさしく声をかける・窓口を案内する」といった協力です。
関連して、地域包括の仕組みは長浜の地域包括支援センター運営協議会の記事でも整理しています。予防の入口としては、きゃんせ体操体験会の案内もあります。
メリット——知っておくと安心につながること
「どこなら相談しやすい空気があるか」の目安になる
家族が一人で薬局やスーパーに行くとき、「この店は認証を受けている」と知っていると、声のかけやすさや、困ったときのつなぎ先を想像しやすくなります。市の登録事業では、認証店に対し、困っている様子があれば驚かせないように声をかけること、地域包括支援センターや市役所を案内することなどが協力内容として示されています。
日常の買い物動線と重なる
平和堂各店や信用金庫支店が含まれるため、わざわざ新しい施設に行く必要はありません。アル・プラザ長浜での健康チェックなど、既存の店内イベントと動線が重なる人もいるでしょう(健康チェックの日程は別記事:わくわく健康チェック)。
お店側にも参加の道がある
市内に事業所があり、企業・団体向けの認知症サポーター養成講座を受講した店員等が1名以上在籍していることが、登録の対象要件です(市の募集案内)。個人向け・地域向け講座の受講だけでは対象外、と明記されています。店主・スタッフは、まず講座を受け、そのうえでオンラインまたは書面で申請する流れです。認証されるとステッカーが交付され、市ホームページや広報誌等でも周知されます。
家族・近隣の「見守り」とつながる
認証店の協力内容には、市の認知症高齢者等SOSほんわかネットワークへの協力者登録や周知も含まれます。行方不明時に地域へ情報を届ける仕組みで、店の認証と別レイヤーの備えです。家族が事前登録を検討する場合は、市のSOS事業ページを確認してください。
注意点——勘違いしやすいこと
全員が専門家というわけではない
要件は「企業・団体向け養成講座を受けた店員等が1名以上」です。その日の窓口に必ず受講者がいる、とは限りません。同一企業でも、受講者がいない店舗は対象外です。退職・異動で要件を満たさなくなれば認証解除、とも案内されています。ステッカー=万全な対応、と過信しないことが大切です。
リストは「今この瞬間の全店」ではない可能性
市ページは登録年度順の紹介です。新規登録や解除があれば更新されます。行く前に公式の紹介ページを開き、店名・所在地を確認してください。本稿に店の電話番号や営業時間は載せていません(公式紹介ページにも、業態によってホームページのみの記載があります)。
困ったときは店だけに任せない
認知症が心配なときの相談窓口は、各圏域の地域包括支援センター(認知症地域支援推進員)です。来所・訪問・電話が可能で、来所は事前連絡が案内されています。店は「つなぎ」の役割であり、診断・介護保険の手続きの代替ではありません。
お店側の申請は要件をよく読む
申請先は長浜市健康福祉部 長寿推進課 地域包括支援第二係(〒526-8501 長浜市八幡東町632番地、電話 0749-65-7841、FAX 0749-64-1437)。審査では、市が養成講座の事務局(長浜市社会福祉協議会)に受講を確認します。ステッカーは1店舗につき最大5枚まで、と募集要項にあります。
問い合わせ先の番号が複数ある
紹介ページのお問い合わせは長寿推進課 0749-65-7789(FAX 0749-64-1437)。申請の申込先電話は 0749-65-7841 です。かけ間違いに注意、との注意書きもあります。内容によって窓口が分かれるため、迷ったら市ページの該当項目を見てから電話してください。
登録店の読み方(公式リストの使い方)
全店をここに複製すると、更新のたびに古くなります。市民が使うときは、次の順が分かりやすいです。
- 市の紹介ページで、よく行く店名・住所があるか探す
- 店頭の認証ステッカーを目印にする(市が「このマークが目印」と案内)
- 家族で共有するときは、「どの店が登録されているか」だけでなく、困ったときの地域包括の電話も一緒にメモする
平和堂は本社所在地(彦根市)と長浜市内店舗が併記されています。市民が使うのは市内店舗側です。明治安田生命 長浜営業部など、ホームページURLが紹介ページ上で判読しづらい記載がある場合は、無理に辿らず市の問い合わせへ確認するのが安全です。
お店・事業所が登録を考えるとき
市民だけでなく、店側の一歩も地域の厚みになります。市の流れは次のとおりです。
- 企業・団体向け認知症サポーター養成講座を受講する(詳細は講座・イベント案内。団体向けの出前講座の申し込みは長浜市社会福祉協議会 0749-62-1804)
- 登録申請(オンラインフォーム、または申請書を持参・郵送・FAX・メール)
- 市が受講を確認し、基準を満たせば登録決定通知とステッカー交付
- 市ホームページ・広報誌等で周知
協力内容の例(市案内)は、そっと見守る、やさしく声をかける、地域包括や市役所を案内する、心配な様子があれば連絡する、啓発チラシの設置、SOSほんわかネットワークへの協力、未受講スタッフの受講配慮などです。特別な資格を取って何か新しいサービスを始める、というより、いつもの接客の延長で見守りに賛同する位置づけです。
問い合わせ(公式)
| 内容 | 窓口 |
|---|---|
| 紹介ページ全般 | 長浜市健康福祉部長寿推進課(電話 0749-65-7789/FAX 0749-64-1437) |
| 登録申請 | 同課 地域包括支援第二係(電話 0749-65-7841/FAX 0749-64-1437)〒526-8501 長浜市八幡東町632番地 |
| 認知症の相談 | お住まいの地域包括支援センター(認知症地域支援推進員) |
| 団体向け養成講座 | 長浜市社会福祉協議会(電話 0749-62-1804) |
関連リンク・出典
- 「認知症のある人にやさしいお店」のご紹介(長浜市公式・本記事の主出典)
- お店・事業所向け:登録しませんか(長浜市公式)
- 認知症を学ぶ講座やイベントのご案内(サポーター養成講座など)
- 長浜市の認知症相談
- 長浜市地域包括支援センター(高齢者の総合相談窓口)
- 長浜市認知症高齢者等SOSほんわかネットワーク事業
- 長浜市に認知症の条例ができました
- 認知症についての取り組み(市カテゴリ)
- 長浜Life関連:地域包括支援センター運営協議会 / きゃんせ体操体験会 / わくわく健康チェック(アル・プラザ長浜)
※登録店・申請要件・問い合わせ先は長浜市公式発表に基づきます。最新情報は上記の市ページをご確認ください。