ポイント
私たちが普段、何気なく車で通り過ぎている「馬車道」。 実は140年前、この場所は日本の東西を結ぶ「東海道本線」の線路だったことをご存知でしょうか? 今回は、わずか9ヶ月間だけ存在し、歴史の闇に消えた「上坂駅」の謎に迫ります。
なぜ「馬車」道なのに「線路」だったのか?
1. 鉄道時代(1883年〜):長浜から関ヶ原を結ぶ当時のメインルートでした。
2. 廃線(1889年):米原経由のルート完成により、線路が撤去されました。
3. 馬車道へ(現在):平坦な跡地が荷馬車用の道として再利用されました。
わずか9ヶ月で消えた「幻の上坂駅」
このルートには、今の「西上坂」付近に上坂(こうさか)駅という駅が存在しました。
- 開業日:1883年(明治16年)5月1日
- 廃止日:1884年(明治17年)2月1日
- 役割:急勾配を登るための「蒸気機関車の給水所」
驚くべきことに、営業期間はたったの9ヶ月。 写真が1枚も見つかっていないと言われる理由は、このあまりにも短すぎる寿命にありました。
【検証】上坂駅は今、どこにあるのか?
「写真がないなら、場所だけでも特定したい」 そうながはまマンが調査した結果、意外な場所が浮上しました。
かつての駅の構内は、現在の「ローソン 長浜西上坂店」の敷地から、その正面の道路一帯にかけて広がっていました。
まとめ:道に刻まれた記憶
今も馬車道が不自然なほど真っ直ぐなのは、そこが「鉄路」だった証です。 ローソンに立ち寄った際、ふと目の前の道路を眺めてみてください。 140年前、そこには蒸気機関車が煙を上げ、旅人たちが喉を潤していた風景があったはずです。
日常の風景が少し違って見えてきませんか?