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黒壁スクエアの香り誘う『翼果楼』で味わう長浜名物「焼き鯖そうめん」の至福

滋賀県長浜市の歴史と文化が息づく「黒壁スクエア」。その一角で、多くの観光客や地元の人々に愛され続ける老舗料亭が『翼果楼(よかろう)』です。お店の前を通りかかると、食欲をそそる香りが漂い、その魅力に引き寄せられるように多くの方が暖簾をくぐります。特に開店時間の午前10時半を過ぎると、二階建てのレトロな雰囲気の店内は瞬く間にお客さんで賑わい、長浜名物である「焼き鯖そうめん」の代表格として確固たる地位を築いています。

長浜のソウルフード「焼き鯖そうめん」の奥深き世界

『翼果楼』の代名詞とも言えるのが、長浜の郷土料理「焼き鯖そうめん」です。醤油と砂糖で甘辛く煮込んだ鯖と、出汁で煮絡めたそうめんを組み合わせた、汁気のない独特の料理。一口食べれば、その甘い味付けが口いっぱいに広がり、まるで「おかず」のようにそうめんをツルツルといただくことができます。使用されているそうめんは、二年物の「ひね」と呼ばれる三輪そうめん。しっかりとしたコシと風味が特徴で、甘辛い煮鯖との相性はまさに抜群です。

提供される鯖は、骨まで柔らかく煮込まれているため、お子様からご年配の方まで安心して召し上がれます。見た目は茶色く、味が濃いように感じられますが、実際に口にすると意外にもあっさりとした上品な味わい。想像していたよりも甘辛さが控えめだと感じる方もいらっしゃいますが、その分、鯖本来の旨みとそうめんの風味を存分に楽しめます。そして何よりも嬉しいのが、魚特有の臭みが全くないこと。魚が苦手な方でも安心して美味しくいただける、計算され尽くした逸品です。

贅沢な組み合わせ!「鯖街道 焼鯖寿司膳」が織りなす至福のハーモニー

『翼果楼』を訪れたら、ぜひとも味わっていただきたいのが、多くのリピーターが「これしかない」と絶賛する「鯖街道 焼鯖寿司膳(2500円)」です。このセットには、もちろん「焼き鯖そうめん」が含まれるほか、お店自慢の「焼き鯖寿司」が3貫も付いてきます。これに小鉢とお吸い物が添えられた、ボリューム満点の定食です。

「焼き鯖そうめん」の甘い味わいとは対照的に、「焼き鯖寿司」はスッキリとした上品な味わいが特徴です。ふっくらとした酢飯と香ばしい焼き鯖、その間に挟まれた生姜、そして添えられた山葵のバランスが絶妙で、一口食べるごとに至福のため息が漏れます。甘いそうめん、あっさりしたお寿司と交互にいただくことで、飽きることなく最後まで料理の奥深さを堪能できます。

セットに付いてくる小鉢も手抜きはありません。滋賀県ならではの「赤い蒟蒻」や「エビ豆」など、地域の特色を感じられる料理が並びます。特にモチっとした食感が特徴の赤蒟蒻は、独特の風味が食欲をそそります。そして、温かいお吸い物もまた、ホッと心を落ち着かせてくれる優しい味わいです。吸い物やお茶の温度について、より熱ければ満点、という声もありますが、広々とした店内で多くのお客様をもてなす中での提供を考えると、これは贅沢な希望かもしれません。

歴史を感じる趣ある空間と、人気の賑わい

『翼果楼』の魅力は料理だけではありません。二階建ての店内は、レトロな雰囲気が漂い、1階と2階には趣のある畳の席が広がっています。どこか懐かしさを感じる空間でいただく郷土料理は、旅の思い出をより一層深めてくれることでしょう。

人気店ゆえ、時間帯によっては行列ができることもしばしばです。特に年末の日曜日、午後1時過ぎには入口から店の前の通り沿い半分まで行列ができていた、という口コミもあり、30分ほど並んで入店できたそうです。また、年末年始の休み前など、食材の準備が限られる時期には、人気メニューの「鯖寿司」が完売してしまうこともあります。確実に味わいたい場合は、開店直後の早めの時間帯に訪れることをお勧めします。

お客様が多いにも関わらず、接客は非常に丁寧で、料理の提供もスムーズ。心地よいサービスも、リピーターが多い理由の一つです。

滋賀県長浜市を訪れた際は、ぜひ『翼果楼』へ足を運んでみてください。古き良き日本の風情が残る店内で、心温まる絶品の「焼き鯖そうめん」と「焼き鯖寿司」を味わい、旅の特別な記憶を刻んでみてはいかがでしょうか。

店舗詳細データ

店名 翼果楼(よかろう)
住所 日本、〒526-0059 滋賀県長浜市元浜町7−8
電話番号 0749-63-3663
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ながはマン

長浜生まれ、長浜育ち。 「歴史があるから、今の賑わいがある」をモットーに、街の隅々に眠る物語を掘り起こすのが生きがいです。 明治の鉄路跡から最新のコスパ飯まで、自分の足で稼いだ「長浜のすべて」を全力で発信中!

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